学校生活を振り返ると
私は27歳になりました。仕事も経験し、今では一児の母でもあります。最近よく自分自身が10代の学校生活を送っていた頃を思い出しますが、あの当時どれだけ楽だったんだろうと思えてなりません。お金を稼ぐ大変さを知らず、親が身の回りの世話をしてくれて、学校に行って勉強をして友達と遊んだりするというだけの生活なのに、ちょっとしたことで疲れたとか面倒くさいと思ったり、交友関係や恋愛で必要以上に悩んだりと、未熟さがすごくあったんだと思います。でも社会に出れば責任感というのがつきまといます。仕事でミスをすれば自分の責任になり、それをどうクリアしていくかも問われます。また交友関係とは違い、上下関係も厳しく重要になります。お金を稼ぐというのは、肉体的にも精神的にも辛いことがたくさんあり、それを乗り越える強さや意志がなければ続かないものです。育児も同様です。自分の子供はいくら可愛くても、何も知らない小さな子供相手に24時間つきっきりになり、成長につれこちらの思い通りにならないことも増え、あまりにもひどい癇癪をされてしまえば、いくら親でも対応に困り果て疲れきってしまいます。子供と一緒に泣きたくなることもあるでしょう。学生時代に勉強イヤだとか言っていたのがアホらしく思えるくらい、学校という場所はいろんな意味で楽なところだったと思います。